●●● 音楽＆曲構成 ●●●
今回のコンサートの選曲＆音楽の話をする前にHアルバムの感想を先に。（*＾＾*）

私の中でHアルバムはDアルバム以来のヒットでした。（＾＾）なんでこんなにHアルバムを気に入っているんだろう、とふと考えてみたら、たぶん「ジャニーズアイドル」っぽい雰囲気の曲が多いからかなぁ、と。

二人の音楽的な成長もあって、Eアル以降は「こんな音楽もやってみよう」的に、ちょっとアーティスト寄りな音楽の追究が強かったように思うんですね。それは嬉しいことではあるのですが、やっぱりアーティストの曲として音楽を聞くには、本職のアーティストの音楽の方がおもしろいに決まっている、と。（＾＾）

だから、キンキにはできなくてアーティストの人にはできることがあるように、アーティストの人にはできなくて、キンキという「ジャニーズアイドル」だからできることを提供してくれることって大切だと思っています。

「おい、おい、現実にそんなことあるわけないよ。」と思いながらもハマってしまう、「永遠の硝子の少年」として夢を与えてくれる「ジャニーズアイドル」という確立したジャンル。今回のHアルでは、アーティストとして培ったクオリティを落とさずに、その原点に戻ってきてくれているように思うんです。（*＾＾*）

私のこの印象は、まるっきり今回のHコンの印象でもあります。（*＾＾*）

＜＜ やられた！(>_<。)選曲TOP３ ＞＞
「これを持ってきたか！！(>_<。)」とやられた選曲TOP３！

★「Back　Fire」★
私の中で「Back Fire」はDアルの中でも、もっともカッコ良くって血が騒ぐ曲の一つです。
コンの出だしを新曲（＋ボク羽根）で固めて「今回のコンはHアルで構成するんだなぁ」って思っていたところに「Back Fire」ですって！？(>_<。)何て嬉しいことをしてくれるの！と。

また、ここからの「Back Fire」「Destination」「千夜一夜」の流れがカッコいいんだ、もう。（*＾＾*）

★「ボニバタ」★
この曲はやっぱりGコンのオープニングの印象が強いので、もうしばらくはやらないだろうなぁって勝手に思っていたところがあって、まさかやってもらえるとは！！(>_<。)という感じでした。（*＾＾*）
ちゃんと振りつけも同じ振りがつけてくれてあって、思わずサビの振り付けを一緒にやりたくなっちゃうんですよね〜。

★「キスミス」★
この曲はいつ、どこで聞いてもイントロの持つ力がすごいと思います！！イントロがなっただけで、心臓がキュウ〜っとなって、ドキドキしますもの。（*＾＾*）

「雪白の月」「ボニバタ」「キスミス」の『せつない恋』３連続の流れにはホントに参りまいりました！(>_<。)

★次点で「ほんまにたよりにしてまっせ」（笑）★
この曲は、デビュー前からのファンにとってはホントに嬉しい曲ですよね。
けれど、今のキンキさんたちにとって、かーなりコンに入れるのが難しい曲になっていると思うんですよ。それをあえて「入れてくれた」というその気持ちだけで、「ありがとう（*＾＾*）」って思います。
（光ちゃんが、剛さんの曲の前振りが聞きたいがために入れているような気がしないでもない・笑）


＜＜ 生バンドの醍醐味＆キンキの歌唱力 ＞＞
「生バンドだから良かった」と思った曲、そして「光ちゃんの歌唱力が伸びたことによってできるようになった曲」「キンキが歌うから活きる曲」「構成で活かされた曲」があったように感じました。（*＾＾*）

★「SNOW！SNOW！SNOW！」★
CDで聞いた時には「Aメロがおもしろいな。（＾＾）」ぐらいの印象でしかなかったのですが、コンでせつなく歌い上げるキンキさんたちにやられましたねぇ。（*＾＾*）この二人が横に立ってこの歌を歌うと、この歌詞がなんて意味深に聞こえてくることでしょう。（笑）

でもやっぱりこの曲のAメロはおもしろいですね。いきなりマイナーコードのサビから入る曲なのに、Aメロはメジャーコード（しかも単純なスリーコードの音から入っていない＾＾）。
寒く厳しい冬の日の、ほんの一時の日だまりのような感じでしょうか。（*＾＾*）

この曲のサビの、３回続ける「SNOW」に、「しつこいな〜」と思っていた失礼な私ですが（＾＾；、これ３つ目の「SNOW」がちょっと小節を効かせていて（笑）カッコいいんですねぇ。この辺りは剛さんの王道。（*＾＾*）
生で歌う時の、最後のサビで光ちゃんが音を伸ばしていて、そこに剛さんが「SNOW〜」と重ねて入るところも「キンキだ〜（＾＾）」という感じで素敵です♪

で、本編のラストでこの曲を聞いた時にやっと「いいなぁ（＾＾）」と気づいたのがイントロ。
いつだったかどこかでキンキが語っていましたが、キンキの曲のイントロは、本当にどの曲も素晴らしいですね！イントロを聞くだけで、そこに「物語り」があります。（*＾＾*）

★「９９％LIBERTY」★
キンキさんたち二人が声をそろえて「シングルカットしてもいい曲」と言っていたんですが、実は私「そこまでして言うほど良い曲か！？」って思っていまして。（＾＾；
でも今回のコンでやっとわかりました！キンキが歌うといい曲です！！（あっさり・笑）

単純にですね。私がマイクスタンドでロックする光ちゃんが好きっていうこともありますが、「なんてお子ちゃまっぽい歌詞なんだ」と正直バカにしていた歌詞が（＾＾；、生で歌うキンキさんたちを見たとたん、逆にそれがツボってしまいました。（笑）
ええ。私のかたくなな心のセキュリティを簡単に破られてしまいましたよ。（*＾＾*）
あの二人にですねぇ。「サイアクだあなたは」とか、「サイコーだあなたは」と歌い上げられたら、もうイチコロでした。（笑）

サビの上がる部分のメロディーラインもカッコいいですね。（「飲み干したように」の「ほ」＆「知らずにいたら」の「ず」の声が最高♪）

★【AOZORA】「雪白の月」★
このバラード２曲は、映像の効果ももちろんすごかったのですが、「生演奏だから活きた曲」「光ちゃんの歌唱力が上がったことによってできるようになった曲」だと思います。（＾＾）

この２曲ね。生演奏じゃなかったら結構くどかったと思うんですよ。（＾＾）
【AOZORA】は生のストリングスの空気がそこを救ってくれていましたし、「雪白の月」はAメロのキーボードとボーカルとの駆け引きが素晴らしかったと思うのです。

「雪白の月」はサビのメロディが持つ力がすごいので、その部分は歌いあげる力があれば、それだけで音楽としての完成度はOK！という、ある意味そういうお手軽さはあると思うんですね。（＾＾）

でも、Aメロって単純なわりに間が空くので、ここで味を出すのってとっても難しいと思うんです。歌詞も結構ありきたりだし。（辛口失礼＾＾；）

これを「伴奏に合わせて歌う」だけだったら、どんなにつまらなかっただろうと思うのですが、今回は「生バンド」なので「伴奏に合わせる」じゃない。
特にAメロ前半は、拍の刻みが入っていないので、歌い手とキーボードが２人で音楽を組み立てるしかない。キーボードはその時の歌い手の呼吸に合わせながらも、そこに流れるビートを汲み取っていく。

だからたぶん、ＣＤよりもテンポは上がっていたと思います。コンサートで高揚しているキンキさんたちの生のテンポですから。（＾＾）このあたり、剛さんはもともとアドリブで音楽が出てくるような人ですから得意分野だとは思うのですが、光ちゃんがこの部分をこんなふうに歌えるようになったとはねぇ、と。（*＾＾*）

サビの秀逸さは、私が語るまでもないですが、同じ高さの音を地声で出す時と、裏声を使う時との使い分けはもちろん、二人のパート分けが素晴らしいですね！
これを考えた人は誰！？ここに来なさい！！

･･･土下座するから。（泣）･･･という気分でした。（笑）

そして【AOZORA】も「雪白の月」も、二人のハモりが、透明感を引き立てていてとっても良かったです。
【AOZORA】は私の大好物の光ちゃんの上ハモ♪

これをコンで聞いてびっくりしたのが、ラストの「Uｈ−」のフェイク（？）まで光ちゃんが上でハモってました！（*＾＾*）あとでCDを聞き直したらその部分は剛さんと同じ音で歌っていたのでコン限定とわかってビックリ。
この部分、メロディパートの剛さんが裏声に切り替えているわけですから、光ちゃんももちろん裏声。それもかーなり高い音！
このすぐ後のMCで、光ちゃんがとんでもない声からしゃべり始めるのを、さんざんお客さんに笑われていましたが（笑）、その前のハモりで超高音を出していることには一切触れずに、さらっと進めていく光ちゃんの潔さがカッコ良かったです！（＾＾）

「雪白の月」はオーソドックスな下ハモですが、光ちゃんががんばって音をとっている＆ハモだからちょっとおさせて歌っている姿が好き♪（でも音があまりにも正確過ぎるのがかえって･･･ごにょごにょ･･･）

★「ダイアモンド・ストーリー」「あの娘はSo Fine」「春雷」★
「ぼくたちもギターを持って」と構えた瞬間、「これ『全抱き』とかだったらつまらないなぁ。」ととっさに私の中で身構えました。（笑）

そこで出てきた一曲目が「ダイアモンド・ストーリー」！！ええ！？って。二人が構えたギターがエレキなら、この展開もわかりますけど、アコギでこの曲が来るとは思ってなかったのでビックリ！！（*＾＾*）

実は私がHアルの中で１番気に入っている曲がこの曲なのですが、「コンではどんな演出でくるのかな〜（＾＾）」って、ドキドキだったわけですよ。ところが「演出なし」の、バンド真っ向勝負！！この裏切りは逆に嬉しい悲鳴でした！（*＾＾*）

観客も一緒に楽しんでロックさせてくれてありがとう〜♪この曲のドラムのキックとギターの掛け合い、楽しませていただきました。（＾＾）
ただ、やっぱりコンサートということでボーカルの音量の方があげてあったので、カッコいいエレキギターのリフがおさえられていたのが残念。(>_<)

「あの娘はSo Fine」はキンキファンにとっては無条件に心弾む曲ですが、正直これまで「やり過ぎ」の感がありまして。（笑）
そこをバンドという新鮮な形でやってくれたこと（ブラスの生演奏がGOOD♪）、変化に富んだメンバー紹介を挟んでくれたことで、曲の鮮度を少しも落とさずに楽しませてくれました！（ダンサーさん紹介の時の、踊っている光ちゃんが可愛いのだ、また＾＾）

「春雷」はCDで一回聞いてその後はスルーしてしまっていた曲ですが、生であのエレキギターを聞くとしびれましたねぇ。（＾＾）ちょっと古めかしい歌謡曲チックな曲を、キンキさんたちがアコギをかき鳴らしながら歌い上げる姿はカッコ良かったです！

★「未完のラブ・ソング」「薄荷飴」★
ここにこんなふうに持ってきてもらって正解！と思った２曲です。（＾＾）

すでに【AOZORA】と「雪白の月」に、剛さんのソロも入れると３曲、どバラードが入っているわけですから、「薄荷飴」をアンコールに持っていってくれたのは、バランス的にも正解だと思いました。（＾＾）
コンだけで聞ける、歌に入る直前のブラスパートの雰囲気も大好きです。（＾＾）

「未完のラブ・ソング」は１番が終わったらすぐにCメロ（Dメロ？）に飛ぶコンパクトサイズだったのがGOOD！！私が、この曲の唯一好きな部分ってCメロ（「明日に架かる橋〜」）なんですね。だから始まってすぐ、その部分に入ってくれたのが嬉しかったです。光ちゃんが体を折るようにして歌いあげた「渡ってみせる」も胸キュンでした。（*＾＾*）

★「Love Me More」「Breath」★
二人のソロをサクっと前半で終わらせてくれたのも、今回の「キンキで創りあげた」コンサートの色を強くしてくれる要素となって嬉しかったです。

「Love Me More」のダンスは、正直、期待を満たしてくれるものではなかったのですが（正直だな＾＾；）、LEDの演出と、何より光ちゃんのソロに入る前の屋良っちのソロが素晴らしかったです！！
ドームという規模の中で、堂々と「不思議」な空間を繰り出していく屋良っちに、昨年１年の舞台経験で積みあげた成長を見ることができましたよねぇ。（*＾＾*）
（でも、光ちゃんの衣装の、シャツの胸の飽き具合を考えた人は天才！だと思いました！動きによっては、黒衣装に真っっっ白なみぞおちまで見えちゃうんすもの♪）

「Breath」は剛さんの手がエロくて素敵でした。（*＾＾*）CDの歌い方を聞いた時に「汚れて」の「よ」の上がり具合が、以前コンの中でやっていた“森山直太郎さんの物真似”チックだなぁ、と思っていたのですが、コンではその部分の歌い上げはもっと素直に入っていて私はこちらの歌い方の方が好きでした。（＾＾）
「ため息」の「息」の部分が剛さんらしいなぁ、と。（ミスチルの流れを汲む。とも言う・笑）この時の映像も、ものすごく画像（？）が細かくて、素晴らしかったですね。

その演出に決して飲み込まれいない、存在感のある剛さんの歌の世界。うん。歌がうまい、とかそいういうことじゃなくて、「世界がある」んですよね。（*＾＾*）しつこいようですが、いつか絶対にミュージカルをやって欲しいなぁ。（*＾＾*）

★打ち込み★
あまり記憶がはっきりしていないのですが、アリーナで見た時に初めてわかったこと。
たぶん「Love Me More」と「WATER SCREEN」。「千夜一夜」もだったかな？生バンドと打ち込みの音を混ぜてあった曲では、ちゃんと右スピーカーと左スピーカーを使い分けて、立体的な音の空間を創ってありました。（*＾＾*）残念ながら、スタンド席には伝わりませんけどね。（＾＾；




今回のコンで一番私が物足りなかったのは、「踊ったーー！！」っていう感動が薄かったこと。
去年のアニバコンはシングルを並べるという構成で特にダンスを必要とされてなかったと思うけれど、やっぱりファンとしては何より踊ってくれるのが嬉しいもの。（*＾＾*）

「９９％LIBERTY」の最初の、剛さんが歌っているところの光ちゃんのダンスと、千夜一夜のキンキさんたちのダンス（剛さんの腰に何か宿ってた*>_<*）は、文句なしにヤラれちゃいまいしたけど。（*＾＾*）

（一生懸命踊ってくれているキンキさんたちには申し訳ないですが、「ビロード」のダンスも、あまり私的にはツボではないんですよね。>_<)

たぶん今回、つなぎの部分をMAが一手に引き受けてくれていたこととも関係あるのかもしれません。
その部分の一カ所でも、衣装を早替えにして、キンキさんたちで踊りを入れて欲しかったなぁ、という気がします。（＾＾）

光ちゃんのソロはどうしてツボらなかったんだろう･･･？
細かい動きが多くて、ドームクラスではあまり伝わらなかったのかな！？

衣装は、ファンのみなさんにはおおむね好評だったようですが、私はあまりときめく衣装がなかったです。
どうしてだろう？？？たぶん私は「ロングコート好き」なので、もっとそれが見たかったのかもしれません。
あと、私には、二人の衣装がもう少し一緒の方が、ツボっていたように思います。（＾＾）

★★★★★★★★★

以上、私の長い長い一人語りでした。
最後までお付き合いくださいました方がいらっしゃいましたら、申し訳ない気もしますが、ありがとうございました。m（ _ _ ）m


★余談★
コンサートは幸せがいっぱいつまっている空間なんだなぁ、と再認識いたしました。（*＾＾*）
最近バレーボールの試合にはまり、通っていた私は、コンサートって「相手の弱いとこを狙おう」とか「いかに相手の裏をかいておとしいれよう」とか考えなくていいんだなぁ。平和だなぁ、って思って。（笑）

そして、客席の放置プレイっぷりにますます磨きがかかった（笑）、キンキさんたちの愛あふれるMCに

「やっぱりキンキファンはやめられない！（*＾＾*）」

と、気持ちを新たにしました♪
めでたし♪めでたし♪