「Font de Anniversary」コンサート 感想 １２／１８，１９ 福岡ドーム
★★★ セットリスト ★★★
Anniversary
硝子の少年
愛されるより愛したい
ジェットコースター・ロマンス
― MC ―
Tell me
スッピンGirl
青の時代
Happy Happy Greeting
やめないで，PURE
フラワー
― MC ―
Misty
雨のMelody
to Heart
夏の王様
― MC ―
全部だきしめて
好きになってく愛してく
Hey！みんな元気かい？
もう君以外愛せない
ボクの背中には羽根がある
情熱(Acoustic ver.)
月光
愛のかたまり
カナシミブルー
solitude 〜真実のサヨナラ〜
― メンバー紹介 ―
永遠のBLOODS
心に夢を君には愛を
薄荷キャンディー
ね、がんばるよ。
KinKi Kids Forever（English ver.）
― EC ―
Destination
Anniversary
★★★ 全体的な感想 ★★★
今回のコンサートは、いつものエンターテイメント性の高いキンキコンと比べると、構成も演出もシンプルかつストレートでした。ソロもお遊びもなく、ジャニーズの最大の特徴であるはずのダンスにも、目新しいものはありません。
けれど私個人にとっては、
「今の二人が」
「キンキキッズとして」
「同じステージにたつ」。
そして、
「この歌を」
「この音楽を」
「今の二人が歌う」。
そのことこそが、今回のコンサートの最大の意味であり、これ以上にない演出だと思いました。（*＾＾*）
私自身、「二人そろったキンキに飢えている」というような感覚は、それほどないと思っていたのですが、こうやってお互いの道を模索し、成長を遂げた二人が「そろった！」という「オーラ」と言いましょうか、「可能性」といいましょうか。
それが本当に嬉しくて、まぶしくて、胸がいっぱいになってしまいました。
彼らのヒストリーをなぞっていく曲の構成にも、その曲の当時の二人のことを思い、その当時の自分自身のことも思い、そして今、ここでこんなふうに成長を遂げた二人の姿を見るにつけ、感激もひとしおでした。（*＾＾*）
それから、私が、これだけシンプルかつストレートな構成（何のひねりもないとも言う・笑）のわりに、コンサートとしての質が落ちていないように受け止められたのには、何と言っても、生バンドの演奏の力だったと思います。
光ちゃんも「今回のコンサートは、音楽班の活躍なしでは考えられなかった」というようなことを言っていましたが、本当にその通りだと思います。
私にとってはＳＭＡＰのコンサートでいつもうらやましい〜〜！と思っていた念願の生演奏でしたし、アレンジも今のキンキに合ったおしゃれで大人っぽい雰囲気に仕上げてもらってあって（メドレーは「詰め込んだ」感があって、ちょっとキツかったですが＾＾；）、キンキさんたちや、キンキの楽曲に対する愛情が伝わってきて、とても嬉しかったです。（*＾＾*）
★★★ キンキさんのご様子 ★★★
キンキの冬コンの法則に漏れず（笑）、剛さんが男前で、光ちゃんがへばっておりました。（＾＾；
★★ 光ちゃん ★★
光ちゃんは初日の最初の方は、少し切った（？）髪の毛がツンツン立っていて、それはそれは可愛い小動物のようでした。（*＾＾*）
２日目はもうちょっと髪の毛はしっとりといていましたけど。
光ちゃんが疲れている時って、「おいおい」っていうぐらい、色っぽいフェロモンが出ていてドキドキしちゃいます。
今回特に、ダンスの振りつけの手首の動き！
歌を熱唱している時に目をつむっている姿！
この二つがすごかったです！
具体的な箇所で言うと、
★「ガラ少」は昔とまったく同じ振り付けであるにも関わらず、手を上に上げてから下に下ろす動きが、すっごくキレイで美しかったです。
★「Tell me」は、一生懸命手を振り振りと動かしながら、後ろを向く（後頭部が見える）ところがツボでした。サビのところで首をカクっと後ろにのぞけるのもたまりませ〜〜ん。(>_<)
★「やめPURE」は二の腕を出して踊ってもらえるので、あのロボットのような手の動きが存分に堪能できます。
★光ちゃんはすでに喉（扁桃腺）を痛めているような、ちょっと鼻にこもった声になってしまっていました。高音などはかなりきつそうでした。
でも、無理矢理声を出そうと、ギュっと目をつぶって、のけぞるようにしてがんばっている時の首筋が色っぽいです♪（←鬼）
「月光」のサビ「青い月」の部分は剛さんと対称的な感じで、身体をよじって熱唱してました。
★「薄荷飴」の最後の「君しか映らない」の部分の目を閉じたアップがお美しかった！
★「To Heart」のDメロ？って言うんですか？「夜は夜になるため」の箇所の最後、「光る」の裏声でオクターブ上に上がるところ。
ここは目を閉じた美しいお顔と、人差し指を立てて手を上から下に下ろしてくる美しい腕の動きが両方楽しめました。（*＾＾*）
★光ちゃん可愛いなぁ〜って思ったところは、イヤモニをはずしてMCをする時。
コードはそのまま耳にかけているので、耳の横にイヤモニがびよ〜んとぶらさがったままになっているのが可愛かったです。
あとは、歌う時に首を横に振り振りするのが、「いやいや」をする子どもみたいで可愛かった！
それから、サインボールを投げる時に、なぜか投げる直前にピョンピョンと二回ほど飛ぶんですね。その意味不明のジャンプがまた〜。（*>_<*）
★★ 剛さん ★★
剛さんは、グッズを見ていてもヴィジュアルいいですねぇ。
ピンのポスターがすごくツボでした！
コンの時は髪の毛をくしゃっとしているのであそこまでキメキメとはしていませんが、それでもいつもより、目の光がとても強く感じられました。あんなにお客さんの目を見ながらお手振りをしている剛さんって、初めて見たかも。（笑）
それから、軽く振り付けがある時も、特にフリーでリズムを取っている時も、腰の動きがエロくて最高でしたねぇ。（笑）
★私がコンサ中に「つよし こし」とメモをとったところは、「tell me」「スッピンGirl」「Misty」。２日目の「Misty」では、『きえていく つよし こし 一回てん』と書いてあります。「消えていく」の歌詞のところで剛さんが腰をぐるっと回したらしい。（笑）
そして私的一番のヒットはアンコールの「Destination」です。この曲も振りが特にあるわけじゃないんですが、身体でリズムを刻む感じが、フェロモンむんむんでカッコいいのなんの！！くぅ〜〜〜。。。（*>_<*）
★それから、今回の剛さん、歌の歌い方がとっても歌詞の世界に入り込んでるんですよね。これならＴＶ雑誌で「舞台もあり」とまで言っちゃいたい気分なのもわかる、っていうぐらい。（笑）
私の好きだったところは、「月光」の「青い月」のところで、手をかかげて空を見上げる仕草をするところ。「ね、がんばるよ。」の「約束果たせるまで」のところで、ギュッと握った手を胸にトントンと当てる仕草です。
そして、「ああ、剛さん本当にライブ感を楽しんでいるんだな」と思った場面は、「フラワー」と「心夢」の「ラ」の部分での、お客さんのあおり。
光ちゃんはどちらかというと、「声のシャワーを浴びているby剛さん」ような仕草をするだけだけど、剛さんは自分がまずテンションを上げてあおってくれますねぇ。（＾＾）
剛さんの歌声は、非常に艶があってカッコ良かったですね。
バンドのサウンドが厚いので、ちょっと呑み込まれている感のあるキンキさんたちでしたが、声があまり出ていない光ちゃんの分も補うぐらい剛さんの声は張りがあって、さすが生バンドでソロコンをくぐってきただけあるなぁ、というふうに感じました。
２日目からは、剛さん積極的にフェイクなど入れてましたね。
うん。これが二人で歌っている意味のあるところかなぁ、と私は感じました。
いつもだったら「剛さんノってるなぁ」ぐらいにしか思っていなかったんですが、今回は、ほぼユニゾンで「キンキキッズ」の曲をなぞる二人の音に、剛さんらしいセンスで飾りをつけてくれているんだなぁ、と思いました。
これは光ちゃんがキッチリ主旋律をなぞる人だからこそできることでもあるんですよねぇ。（*＾＾*）
★★★ 音楽 ★★★
前述の通り、わたくしにとって念願の生バンド演奏！！（*＾0＾*）
ドラムの音量がやや大きすぎるところにちょっと不満は残りますが。おそらく、センターステージから離れることの多いジャニーズのステージでは、イヤモニ以外にテンポを確かめる手段がドラムしかないこともあるので、あの音量がいるのかもしれませんね。
それでもやっぱり、CDで聞き慣れた打ち込みの音から、これだけガラリとサウンドを変えてくれているのは、ドラムの力が大きいと思います。
アレンジはほとんど吉田建さんがしてくださったのかしら？
他の方にしろ、ホントに「くぅ〜〜キンキのことわかってるねぇ。(*>_<*)」というくらい私は大満足でした♪
コンサート中に、「曲が終わった後に拍手が起こる」という現象が、一つ一つの楽曲の完成度の高さを物語っていますよね。（*＾＾*）
私が特にアレンジ好き〜〜！！＆生バンドの醍醐味！と思った曲は、
★オーバーチュアをかねた「Anniversary」のイントロ。壮大なストリングス（←あまり覚えてないけど、決め手はたぶんストリングスだった＾＾；）が胸にきます。
★「ハピグリ」。このアレンジが一番好きかも。（*＾＾*）
なんて言うのかしら？ポップなジャズ風味？（笑）Saxとフリューゲル（←見て確認してないので違ってたらすみません＾＾；）のソロも聞きどころっす♪
★「夏の王様」の間奏のトランペットソロ。
ここはですねぇ。「ホントにできるの〜？」と私が勝手に期待するところ。（笑）
きっとどんなプロのスタジオミュージシャンだって、あのＣＤ録音の時、成功率は１００％ではなかったはず！！（笑）
福岡２daysも期待にもれず、一番上の音までは上がれず（アドリブなのでそれで全然OKなのですが＾＾）、でも上がろうとするこの一生懸命さがですね。なんとも胸にくすぐったいのですよ。
健闘を称えて拍手！！という気分になります。
むしろ成功しないところがおいしいのかも。（*＾＾*）
★「もう君以外愛せない」このアレンジも素晴らしいと思いました。
ただただピアノだけのシンプルな音に、キンキ二人の哀愁を帯びた声がのると、胸がきゅんときます。（*＾＾*）
また、電子ピアノ（？）なので生のピアノとまではいきませんが、CDで聞く音より、音一つ一つのアタック音がすごく心地よく聞こえるんですよ〜。（音の出始めの「カン」という音と言えばいいのかな？）
この時点で「おお〜〜！」と思っているところに、またまた泣かせるストリングスの旋律が入ってくるんです。このストリングスのメロディーラインがほんっっとにキレイで効果的。アレンジされた方に拍手！！
★↑から３曲はやっぱりストリングスが見事だと思いました。（←たぶんこれって光ちゃんの好みだよね＾＾）
次の「ボク羽根」のイントロも、ダンサーさんの踊りの効果もあり（羽根が飛ぶのはベタ過ぎるけどそれが気にならないくらい）幻想的で素敵です。
これに続く「情熱」はCDのアコースティックver.と同じなのでしょうか？（よく覚えてません＾＾；）カスタネットも入ったフラメンコ風味ですね。
あれだけのアコースティックギターを弾ける人が二人も！！目の前で生演奏してくれるだけで私はドキドキです。（*＾＾*）
それから後半に出てくるヴァイオリンはとってもカッコいいスパイスになっているのですが、ダンスに隠れてよく見えないのがもったいない！！せめてもうちょっとスポットを当ててあげて。(>_<)
★「月光」のアレンジは、なんとな〜くですが、SMAPっぽいなぁと思いました。私は好きです。（＾＾）
★★★ ツボメモより ★★★
★キンキキッズだーー！！★
↑というふうに思えるところが、そこかしこに。（*＾＾*）
最初に胸がきゅうっとなったところは「ガラ少」の「♪ぼくの心は」と「ひび割れた」の間のところ。今回のコンサートで、二人が初めてお互いに、すーっと滑るように近づくところです。
フィルターかかった私の目には、二人の間に惹かれ合う引力が見えました。（笑）
手を上に上げて、軽く２回リズムととる仕草も「二人だなぁ〜（；；）」と勝手に感激していました。
「やめPURE」は正方形のステージで踊っているのですが、その時の二人の立ち位置の入れ替わり具合がすごい！と思うのですよ。よーく見るとすごく複雑なんですもの。二人はいとも簡単に自分の立ち位置にすーっと入っていましたが。（*＾＾*）
★キンキ＋MA★
今月の「Top Stage」だったかのSHOCK評にも「光一の後ろにMAが立つだけでステージが引き締まる」というようなことが書いてありましたが、「キンキ＋MA」もまたしかり！ですね。
このフォーメーションでステージに立っているだけでカッコいい！！（*＾＾*）
「雨メロ」と「月光」は思わず見とれてしまうほどです。
★ミクロヒップ★
衣装は文句なしに、どれもツボツボなのですが、黒のレザーパンツ？を履いている時の、光ちゃんのお尻。（笑）たぶん肩にキツネがついている衣装かな？
去年の今ごろは、体重増加計画のため、光ちゃんのお尻はちょっとぷりぷりしていましたが、今年はピチッとしたパンツを履いた時など感心するほどのミクロヒップです！！
剛さんも自慢したくなるってもんです！！=33
★演出・構成★
今回のコンセプトは「Anniversary」なのかもしれませんが、私には「結婚式」か「披露宴」か！？という感じにしか見えませんでした。（笑）
開演前から、一緒にいた友人と
「ステージがどうしても披露宴の会場に見える（バンドの上がる台が新郎新婦が座るところに見える）･･･」
「今回のＫｉｎＫｉ Ｋｉｄｓのロゴのデザインが引き出物の模様に見える･･･」
「このパンフレットの表紙って、最近結婚した友人に見せてもらった、式の記念写真に似ている･･･」
とアホなことを言っていました。（＾＾；
「オープニングでドライアイスでもたいて、ゴンドラで降りてきたら完璧だね♪」と冗談で言っていたら、なんとそのままやってくれちゃいました！（笑）
本編ラストの白衣装は結婚式の新郎そのまのですよ〜。すいません。爆笑してしまいました〜〜。(>_<)
ちなみに、そんな邪Eyes抜きにして一番好きだった演出は「青の時代」です。
ちょいとベタではありましたが、静謐で透明な感じが胸に染み入りました。（*＾＾*）
今回のコンサートは、コアでない一般の（？）ファンの人にとっては、とっても楽しいコンサートに仕上がっていると思います。何しろほぼ知っている曲だと思いますし、キンキを知っていないとわからない、というようなマニアックな部分はＭＣぐらいだと思います。
私の席の周りには結構カップルなどでいらしている男の人が多かったのですが、その方々のノリ具合が、それを顕著に表していました。（＾＾）
「フラワー」が始まった時には、私の後ろのお兄さんは大熱唱していましたし、「全抱き」などは、イントロが始まった時点で、もう口ずさんでいましたから。
そういうのって、嬉しいですよね。（*＾＾*）
★モニター？★
ギターを弾きながら歌う時、おそらくステージ前方のモニター？に、歌詞かコードが出てるようで、キンキさんたち二人、目線が思いっきり下！！（笑）
でもですね。その伏し目がちな目が、いろっぽ〜〜い♪と喜んじゃったりしています。（*＾＾*）
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大阪を終えての生演奏に対する追加の感想です。
★毎回毎回、改めて生の演奏に感動できるのは、やっぱり毎回毎回演奏が違っているからなんだろうなぁと思います。（*＾＾*）
例えば「To Heart」のイントロのヴァイオリンは、まったくCDと同じ楽譜ですが、表情の付け方がまったく違うわけですよ。
「ＣＤと違う」ということだけで、私は本当に嬉しくなってしまいます。
私の好きな某バンドはライヴバンドとしての評価が高いですが、そのメンバーが「ライヴはライヴでしかできないことをしないと意味がない。音だけ聞くなら家でCDを聞いている方がずっとキレイなんだから。」と言っていたことを思い出しました。
ライヴに来て、ＣＤとまったく同じ音が聞こえてきたら、家で聞いているのと同じなんですよねぇ。しかも家のスピーカーの方が音がキレイだと。
まぁ、もちろんライヴでＣＤを忠実に再現してくれるっていうのも、それはそれで価値があるのかもしれないけど、「そこでしか聞けないもの」を求めてライヴに行くわけですよね。（＾＾）
「もう君以外愛せない」のラスト。キンキさんたちがラストをゆっくり歌い上げるところ。いつもなら、「伴奏にキンキが歌を合わす」なんでしょうけど、今回はキンキさんの歌いたいように、伴奏が合わせてくれている。
これまでのキンキのライヴでは不可能だったことですよね？
それを思うと本当に嬉しいんです。
ただこのことによって、いつもより大きく生じる不満は、「ＣＤと同じ音」が入ると、いやというほどわかってしまうということ。(>_<)
どんなにブレても掠れてもいいから、ここまでこだわるなら、生音を聞かせて欲しいのですよ〜。（小さい声：光ちゃんのマイクだけ音を落とすのは止めてくれ〜>_<）
★観客が歌に参加している時の剛さんのフェイクがさらにパワーアップしていて、嬉しかったです。「一緒に歌っている！！」という、声の重なり具合が幸せでした。（*＾＾*）
★「情熱」のヴァイオリンのお姉さんの立ち位置が、階段の上に上がってよく見えるようになっていました。（＾＾）
★帰りの電車の中で、向かいに座っていたお姉さんが「私、今回のコンサートむっちゃ楽しかったわ〜。そんでな、なんでこんなに楽しかったんかって考えると、きっとほとんど全部知っとった曲やったからやわ〜。知らんだ曲は２曲ぐらいやったもん。だからホントに楽しかったー。」と興奮気味に語ってくれていました。（*＾＾*）
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独断と偏見に満ちた長々とした感想を、最後まで読んでくださってありがとうございました。m（ _ _ ）m
今回のコンサートは、目に見えるところ、ライヴ感などは剛さんの味。
そして、目には見えにくいところ、バックの映像であったり音楽のアレンジは、光ちゃんの味なのだなぁ、と勝手に思っております。
光ちゃんも剛さんも、ソロ活動から本当に自然に、そして多くの新しい可能性を持って「キンキキッズ」に帰ってきてくれたなぁ、と思いました。（*＾＾*）
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