２００６年「Endless SHOCK」感想

２／１１，１２日昼（リョウver．）、３／４夜，５昼（ツバサver.）と観劇してまいりました。
昨年度の「Endless SHOCK」とストーリーや楽曲などの大幅な変化はありませんが、少々の変更点などはネタバレも含みますので、これからご覧になるという方はお気をつけください。m（ _ _ ）m
「なんだかよくわからない」という内容が続きましたら、ずーっと下にスクロールしていただきまして、「オススメ＆ツボメモ」からお読みください。（笑）


●「進化」と呼ばれるもの
あちらこちらのインタビューやテキスト、パンフレット、果てはカーテンコールの挨拶の時間までも、光ちゃん本人が、今回のSHOCKで前面に押し出したかったものをくどくど･･･いえ、一生懸命こと細かに語ってもらっていますが、私が一番に感じた「進化」は、ストーリーや、メッセージ性、技のパワーアップというより、「ステージに立っている人物一人ひとりの成長」だと思いました。
この一年間で、それぞれの人物が、舞台の経験なり、コンサートなり、歌やその他の活動なり、それぞれの立場で悩んだりぶつかったりして、一回りも二回りも大きくなって「帰ってきてくれたんだなぁ（*＾＾*）」という気がして、とても嬉しかったです。（＾＾）

というわけで、出演者についての私の印象を語ると、今回のSHOCKの進化を語ることになると思いますので、そちらからいきたいと思います。



★★★キャストについて★★★
●光ちゃん
光ちゃんの進化は、なんと言っても「歌」の力です。
今回、ほぼ全編を通して生歌をベースとして使われていますが、「光ちゃんに、まだこれだけの延びしろがあったんだなぁ。」という驚きですね。
キンキコンで魅せてくれた「雪白の月」のようなバラード。ダンスが入るアクティブさが前面に出ている曲まで、幅広いジャンルの音楽を通して、声の伸びとその情感の込め方が素晴らしかったと思います。（*＾＾*）
光ちゃんは、裏声を使えるようになってから、声のコントロールが本当に上手になったと思うのですが、時々あごに力が入ってしまうクセが気になっていました。それが今回は、同じように心は込めるけれども、余分な力は入れず過ぎず、喉の奥の空間を大きくとって、遠くに届く声を聞かせてくれています。（＾＾）

それから、これは毎回SHOCKの感想に書いているような気がしますが（笑）、殺陣とダンスについても、よりいっそう美しさと色気が増し、パワーアップしていましたね！
どの場面の、どのポーズを切り取っても、刃の先がスーっとしているんですよね。これは確か、刃の先をピタっと止めるために、「無呼吸運動」をしていると光ちゃんが語っていた記憶があります。私たち観客により美しいものを提供するために、そこまでやってくれる気持ち。
技術的なことだけでなく、その心が伝わるから、殺陣の美しさがより一層心に響くのでしょうね。（*＾＾*）

劇中劇ではない部分の芝居のテンポが、少しゆっくり、というか丁寧になったような気がしました。アドリブがほとんど入らなくなった、いつからかのSHOCKから、セリフをポンポンポンとテンポ良くつなげて、一つ一つのシーンがとても濃く速く過ぎていったような印象が強くありましたが、今回ももちろん、そのようなシーンもありますが、後々の伏線になるような重要なシーンやセリフでは、しっかり立ち止まって聞かせてくれているようになったと感じました。（＾＾）
これは全体での進化でもあるのでしょうが、光ちゃん自身の「余裕」というか、「心の受け皿」の大きさがもたらしたものだと、私は思います。（*＾＾*）


● MA
前回から一番成長したキャストと言えば、まずMAでしょう！！
いくつかの舞台を踏み、自分たちが主役となるステージも経験した彼らにとって、このSHOCKに「参加する」ではなく、「一緒に創っていく仲間」として、非常に頼もしく思いました。
アッキーは、もともと舞台での実力は定評がありましたが、それ以外のMAの人物。私は特に屋良くんの成長はとても大きいと思いました。（冬コンでもちゃんとそれは証明されていましたね！＾＾）
具体的な動きやセリフ回しというよりも、セリフのないシーン。おそらく台本には描かれていない動きだけでリアクションをとるようなシーンでの彼の動きは、舞台により一層のリアリティを加えていたと思います。（＾＾）

● リョウ＆ツバサ
リョウのお芝居。素晴らしかったですね！！いやー、泣かされます。（>_<。
特に劇中劇の１幕のジャパネスク。コウイチを蹴り倒してから、階段を登るシーン。そして、階段の一番上で座ってコウイチを待つシーン。ここは本当に素晴らしい！と思いました。
そして、リョウの告白のシーンでは、コウイチを憎みながらもあこがれ続けていた、誰よりも立ち止まって置いていかれることに恐怖を感じていたリョウの感情が、より一層せつなく胸に迫るようになりました。コウイチの手を握って、その冷たさにハッとするシーンなども涙涙でしたね。（；；）
リチャードもとても良くなっていました。叫ぶ表現はそれほど多くなく、じっくりとその言葉の意味を伝えようとしているようでした。（＾＾）

一方、ツバサはお芝居の部分よりも、ダンスや歌、舞台での立ち姿。そこの部分に、リョウにはない華がありました。特に光ちゃん＆MAとはダンスの系統が似ていることもあり、そろって踊るところなどは本当にキレイでしたね。
けれど、「憎しみながらもあこがれ続けている」という複雑な情感が、ツバサくんの芝居からは、まだまだ感じることができませんでした。これからの成長に期待です！！（*＾＾*）

逆にリョウには、舞台での立ち居振る舞いや、カチっとしたダンスが課題かな。バックのMAの方がビシっとしているようじゃ、やっぱり締まりがないですからねぇ。（＾＾）


● 田畑亜弥さん（リカ）
まぁ、よくこんな人を探してきたねぇ。と思うような素晴らしいリカちゃんでした。（*＾＾*）
しかも、光ちゃんに合うようなこのサイズの人を。（笑）

田畑さんの何がすごい、って「舞台での魅せ方」が完璧なんですよね！
この場面でこの目線。この場面でこの立ち方。この場面でこの仕草。セリフのあるお芝居でもそうですが、それがダンスに関してもいえるのがまたビックリ！

「可愛くけなげな女の子」「芯があって色気のある女性」など、舞台を見る人からはどういうふうに見えるのか、すべてにおいて計算しつくされて舞台に立っている。田畑さんのプロフィールを読んで納得。５歳のころから舞台の上で生きてきた人なんですねぇ。（*＾＾*）

特に「可愛い女の子」モード入っている彼女は、「女の子の可愛いところ凝縮しました！」という、宝塚の女役ばりに（笑）素晴らしいお芝居だったと思います。あまりにも可愛いものですから、「NEW HORIZON」では、この私が！ついつい光ちゃんではなく彼女の方を見てしまうほどですから相当なものです。（笑）


★★★音楽について★★★
●サウンドトラック
音楽のことを話す前に、まずサウンドトラックについてのグチを言わせてもらいます。（＾＾；
実はわたくし、「サウンドトラックとしてこれほどまでにひどいCDはあったろうか？」というぐらいに不満いっぱいです。

「サウンドトラック」は、ただ単にその舞台の音楽を集めました、というのではなくて、そのCD単体で音楽的価値のあるものであって欲しいと私は思っています。（というより、今まで出会ってきたサウンドトラックはそうだった＾＾；）
私が何をこんなに不満がっているのかというと、その名の通り「サウンド」に対する不満です。えーっと、まずこの演奏は生楽器なのでしょうか？生楽器ではなくコンピューターでプログラミングされたものであったのなら、それはそれで何というふざけたことをしてくれたんだ！という気持ちになりますし、これがもし仮に生楽器であったなら、なんて乏しい音色と乏しい表現だろう、と思います。
そして、ここから発生するもっとも致命的なサウンドの不満は「聞こえるはずの音が聞こえない」ということです。わたくし真面目に、このCDを聞いた後に、私の聴力の方に問題があって、聴力の検診に行こうかとも考えましたもの。（>_<）

特に専門家でもないので、「何が」というのはよくわかりませんが、おそらく「音」と「音」が混ざった時に発生する音（たぶん「倍音」ではないかと思うのですが）が、スッパリと消えているのでは！？と思います。例えば「トランペット」と「トロンボーン」のそれぞれの音は確実に聞こえているのに、この二つの音が「合わさって発生する音」が聞こえていないような気がするのです。
ここまで徹底して聞こえないとなると、完璧にそれぞれの音を別々に取って（作って？）そのまま合わせたのか、音同士で重なる部分が出てきた時には、そこを不要な音として切り取ったのではないかと思われます。私は特に、意識的によく聞こえている音よりも、人間の聴力で聞き取れるか取れないかぐらいの、高音が聞こえていないような気がしてなりません。

では昨年、劇場で聞いていた時にもこのような不満があったのかというと、それはまったく感じたことがありません。それはある程度、生楽器で演奏された音であったと思いますし（不自然な息継ぎとか可愛かったです＾＾）、スピーカーから私の耳に音が届くまでの空気の中で、ちゃんと音が混ざっていたからではないか、と想像しています。もちろん、今年帝劇で聞いた音も、少しの不満もなく聞くことができましたから。（＾＾）


● マイク（音声）
今回生歌がとても増えているのですが、それを支えている功績として、音を拾うマイク（音声）さんの、素晴らしい努力があったと思います。（*＾＾*）
生歌と録音の音の境目が、ほとんどわかりません。「すべて生歌だよ」と言われても、何の違和感もないくらいですから。
太鼓の音を拾う音もとても良くなっていました！！（＾＾）
私が観劇したのはすべて２階席だったので、その影響もあるのかもしれませんが、歌声＆楽器の音を拾うマイクは素晴らしい！！と拍手を送りたいです。（*＾＾*）
やっぱり「ビバ生歌！！」ですね。
ラストの「CONTINUE」は、生歌だからこそ、その感動がどーーーんと胸に伝わってきます。（＾＾）


★★★進化と変化★★★
● コウイチとカンパニー
これは、光ちゃんがあちらこちらで言っていますが、コウイチが決して「一人で突っ走っている存在」ではなくなったこと。
セリフの中にでもそのことを表しているものも出てきますが、私は、劇中劇で「コウイチ」「リョウ（ツバサ）」「リカ」の３人が、同じ舞台に立っているシーンが増えたところに、一番にそのことを感じました。
まずは、１幕での屋上のシーン。リョウが独立したパートを歌いながらも、カンパニー全員が屋上で心を一つにして歌う姿は、カンパニーの結束をひしひしを感じさせる名場面です。（*＾＾*）
１幕ワールドアドベンチャーでのジャングルのシーン。ここは以前コウイチ一人の舞台でしたが、３人３様の立場がそれぞれ反映された演出になっています。（＾＾）２幕のジャパネスク、竜退治のシーンも同じですね。（＾＾）

● コントラスト
車のマジックのシーン。以前は車が赤で、光ちゃんが白いスーツ、女性ダンサーさんが赤。というコントラストでしたが、今回は、車は白で、テールランプが赤。
うん。こちらの方が、赤と白のバランスが取れているかもしれません。でも車としては地味になったかも。（笑）


●音楽のアレンジ
今回のアレンジ大賞（←私が勝手に決めた・笑）は、一幕で使われる「CONTINUE」がピカイチだと思います！

全編ラストのステージで「ナオキとの競演」が、「夢の達成の一つ」でもあるという伏線が、１幕の出会いのシーンが加わることによってわかりやすくなりました。
そのシーンの曲が、ナオキの軽やかなドラムを入れた行進曲風な「CONTINUE」。
初めはコウイチ一人が歌い始めるのですが（その時にコウイチを見つめるマーチンもGOOD・笑）、次第に人が加わっていき、美しい手の振りも入れながら、全員で「CINTINUE」を歌い上げる姿と歌声は鳥肌ものです！！（*＾＾*）

また、この時のセットも素晴らしく、路地裏のアパート風だったセットを裏返すと、青い空に浮かぶ白い雲！うまい！！山田くん座布団！という感じです。（笑）

ついでにセットでおもしろいと思ったことをこちらに書いておくと、同じセットで見せ方によって和洋使い分けをしているところ。
これは前回のSHOCKからも同じだとは思いますが、スペインの最後に台宙をする石畳と、一幕の合戦のシーンで出てくるセリの石畳が同じなんですよね。でもちゃんとスペインでは地中海に面する建物の石レンガに見えますし、合戦のシーンでは城を守る城壁に見える。舞台セット担当の方のアイデアと技術に拍手！

自分のメモに「警察に何時ですかと聞いてから歌う曲」と書いてあるので、記憶がさっぱりよみがえらないのですが（笑）、おそらくオープニング曲の「So Feel It Coming」だったと思います。これが、さらりとスローテンポなジャズになって使われているんですよね。ブロードウェイの街をブラブラと散歩するコウイチの心情にピッタリ♪（*＾＾*）

あとは使われている楽器で「あっ」と思ったこと。これは前回から変更されているのかもしれませんし、ただ単に私が前回は気づかなかったものもあるかもしれません。（＾＾）

まずはワールドアドベンチャーの「アメリカ」。私のメモには「コンガ」と書いてあります。
今、昨年のSHOCKをDVDで見返したら、去年からコンガの音は入っていたので、特に何を感じたのだろう、と自分でもなぞですが（笑）、たぶんヨーロッパ的な音が前面に出ていたサウンドより、コンガの音がより出たことによって、ラテン的な要素が音楽の前面に出ていたなぁ、と思ったのだと思います。（＾＾）

「スペイン」のシーンでは、私が暗闇で取ったメモによると（笑）、２つの楽器の音に注目しています。最初自分のメモに「シンバル」と書いてあったのですが、こちらも見終わってから、完全に記憶が抹消。（＾＾；ですが、３月にもう一度舞台を見てわかりました！（＾＾）
最初のタップのシーンで、裏に流れているリズムの音が「サスペンダーシンバル（ドラムで使われているような、つるされているシンバル）」をスティックで叩いた音になっていた、ということでした。（＾＾）ついつい「シンバル」というと、おもちゃのお猿さんが叩いているようなシンバルが頭に出てきたもので。（＾＾；
で、ここ以前のSHOCKでは何の楽器だったのかしら、と思ってDVDで確認してみると、ちゃんとサスペンダーシンバルの音でした。（笑）
でも、うぬぼれたことを言うと、私が「あれ？」と引っかかったからには、やっぱり以前とは、楽器なり音なりが変わったのだと思います。たぶん、前回のここのバックは「シェイカー（シャカシャカと手で振って音を出す楽器）」だったのではないか、と。シェイカーはラテン的な雰囲気を出すには効果的ですが、音を短く切るのが難しいんですよね。その点、サスシンだと音の切れがよく、タップから繰り出される音との絡みとしては、シャープでとても良くなったと思います。（*＾＾*）

「スペイン」の中の、その次のメモには「カバサ（チャカチャカと鎖状の金属が触れ合う音が出る楽器）」と書いてあるので（笑）、きっと以前よりカバサの音が、より強調されていたのだと思います。カバサが出ると、今度はその部分でよりラテンな感じが出ることになります。シェイカーがシンバルになってヨーロッパ風になった分、こちらでうまくバランスが取れていたるのかなぁ、と勝手に解釈。（＾＾）

曲名も国も忘れたのですが、リョウが最初にタップで出てくる曲。ここの曲が変わっていました。（＾＾）ラップなんですが、リョウのふてぶてしい感じにも良く似合っていて（笑）、とてもカッコ良かったです♪

それから、悶えるほどカッコ良かったのが、２幕、コウイチが再び帰ってきてリョウを挑発するシーン。
「Why don’t you dance with me？」のイントロがっっ！！

光ちゃんの挑発度がパワーアップしていて（音が上ったり、「Come on」を連呼したり＾＾）、カッコいいのなんのーーー！！！（*>_<*）
そこから続く「What １０ wanna say」では歌詞が少し変えられていて、コウイチとリョウの絆がわかるような歌詞が入れられていたり（ここでまたまた涙が・涙）、キメのセリフは「I’m Number One」ではなく「Dream come true」になっていたところも、今回の舞台の象徴ですね。（＾＾）

２幕のアッキーが一人でピアノを弾いているシーン。アッキー生演奏でした！（@0@）
多才な人だなぁ。（*＾＾*）２月に聞いた時には、ペダルを踏みかえる音をマイクが必要以上に拾ってしまってきれいに聞こえていなかったのですが、３月に聞いた時にはバッチリ！でした。（＾＾）


● その他、疑問アレンジ（笑）
合戦のシーンで雪が増えたとか、弓矢を受ける光ちゃんがカッコいいだとか、細かいところでの変更点はたくさんありますが、「これはちょっと･･･（汗）」と、私が個人的に思っている変更部が数箇所。

１幕合戦のシーンで、MAの４人それぞれに、順番にスポットが当たって殺陣の見せ場があります。その時に「カキーン！」と音が鳴るのですが、あれはいるでしょうか･･･？（＾＾；

そして、「まだあきらめてなかったのかジャニー･･･」と、あまりにも強いジャニーの執着が見て取れた「竜退治」。（＾＾；
大きなバックの映像までは許す。
しかし、小さい竜２匹に、大きい竜１匹。こともあろうに、大きな竜には、世界の石川直を乗せて太鼓を叩かせてしまっている･･･。（しかも、マイクさん、なんでここの太鼓の音だけもっとちゃんと拾ってくれないの･･･）
でも実は、石川さんに関しては心配はいらないのかも。石川さん所属のブラストでは、さらにナンセンスなパフォーマンスをやっていました！！（笑）だって、何もわざわざ腰を軸にセットされ、ぐるぐると前に回りながら太鼓を叩く必要がどこに！？（笑）

で、まぁ、太鼓のセットも竜になったりと、竜ちゃん大活躍なのですが、それの何が悲しいって、マスクマジックが落ち着いて見られないっっ！！（＾＾；
はっきり言ってしまうと「邪魔」！！
しまいには「♪ぼうや〜よい子だ寝んねしな〜」という歌声が聞こえてきちゃうよ･･･

それから、セリフが全般的に荒っぽくなったのがちょっと耳につきました。「子どものころ」が「ガキのころ」になっていたり、「〜ないのか」が「ねーのか」になっていたり。うーん。これは私が関西系統の言語圏に住んでいる違和感なのかしら！？

シェイクスピアで「リチャード」から「ロミジュリ」へのつなぎ。以前は（たぶん２月公演でも）、リチャード役であるリョウが、十字架のようにして高くかかがられて連れていかれるシーン。このリョウに当たっているピンの消えるタイミングがずいぶんと早くなったんですね。なので、結構、「ロミジュリ」まで、長い暗転ができるようになりました。この変更点はいったい･･･？

スペインのシーン。３月に観た時に、後ろの回廊のところで隠れて踊っているお姉さんを初めて発見しました。あれは前からあったのかな？これが、リョウが出られなかった部分を「カンパニー全員でカバーをした」の一部なのかしら？
変だとは思いませんでしたが、謎でした。（＾＾；



★★★オススメ＆ツボメモ★★★
注意：マニアックかつ、かなり変態の域に入っていますので、途中でご気分を害した方は、読むのを中止していただくことが賢明かと思います。m（ _ _ ）m

●オープニングの指揮
相変わらず指揮が下手っぴいな光ちゃんが愛しいのですが、２月公演では髪の毛を切った後とあって、後ろ姿の「うなじが！！」「髪の毛のすそが！！」とかなり、マニアックなツボで興奮しました。（笑）


●屋上
光ちゃんが歌っている時の、胸元に光る汗がまぶしいっす。あれは真珠か、ダイアモンドですか！？（真剣！）
目もうるうるしちゃって、思わず双眼鏡でガン見する私を許して･･･。

で、私が思いっきりツボっているのが、ここでのリカとのやり取り。
リカが「はい、これ。」とペンダントを差し出した時の、光ちゃんの

「ん？」

これこれこれこれーーーーーー！！！！！（>_<。）
その次に続く

「ありがとな。」

もそう！！

なんてカッコ良くって、やさしい声、やさしい表情なのーーーー！！！！！
これには世の乙女はくらくらもんでございます。。。


● ひぃぃぃぃ！！息もつかせぬツボの嵐！！（*>_<*）
ブロードウェイの街を散策する時の光ちゃんの黒革ジャンの衣装と、振り付け。
もうもうもうもう。衣装だけでも可愛いのに、これでもか！これでもか！というくらいに可愛い振り付け満載！！

これは新種の拷問ですか！？

っていうぐらい。
「可愛いっっっ！！（*>_<*）」と叫び出したい心を押させるのに必死なシーンでございます。

●新聞
コウイチたちのカンパニーが新聞に取り上げられる時の、新聞の光ちゃんの写真。舞台の両サイドに映りますが、かなりビジュアル、グーでございます。可愛いです。（*＾＾*）

●リョウと肩組み
コウイチがナオキを見て「一緒にショーをやれないかな」と言ったことに対し、そんな必要なはいというリョウ。（ツバサ）
「ライバルが増えるのが怖いんじゃねーの？」と、光ちゃんはリョウにヘッドロックをかけるのですが、身長がいっぱいいっぱい。（笑）そんな光ちゃんが愛しい･･･
ちなみに、２／１２昼では、光ちゃんがちょっと首を絞めすぎたらしく（もしかしたら、それまでは肩に手をかけるだけで、この日からヘッドロックをかけたのかも？）、リョウが次のセリフを動揺して言えなくなっていました。（笑）

●ジャングル
今回もジャングルのダンスはカッコいいです。前回から振り付けを変えてきてくれているのも嬉しいですね。（＾＾）
私の大好物な、首の振りの激しさがたまりません！！（*＾＾*）

●フォーメーション
ワールドアドベンチャーの中国のシーン。前回のSHOCKは結構あっさり終わっていたように記憶しているのですが、今回は、そのフォーメーションの美しさにも目を奪われます。（＾＾）
同じく美しいフォーメーションで前回より味を加えてくれてあるのが、２幕冒頭の「In the Cemetery」です。こちらは、「血」を連想される、赤い炎と赤い旗の演出が加わったことも、前回と同じ場面でありながら、新しい表現で魅せてくれています。（*＾＾*）

●ブラジル
特に大きな変更点があるわけでないのですが、踊っていない時のMAの動きが楽しいのです。（＾＾）ちょっとした動きを入れているだけなんですけどね。細かいんですよ。テンション上げてます！！って感じが伝わりますね。（＾＾）

●スペイン
これはやばいです！！
これを１８禁にしなくていいのだろうか！？

というぐらいフェロモン撒き散らかしまくりな光ちゃん。（笑）

タップの時の手の動きでまずツボる。（足はカッカと止まるのに手はふんわりと上に上げて下ろす。指先まで色っぽい〜〜。>_<）
その次、ダンスに入る前に（私は最初見落としていて、ご一緒した方に教えていただいた）、なんと光ちゃんが王さまです！！王子を通り越して「王さま」です！！
椅子に踏ん反り返って座り、家来に（タップシューズからダンスシューズへ）靴を履き替えてもらっている！！しかも家来はその靴をうやうやしく高くかかげ、もう一人の家来は小さな羽根のようなもので、光ちゃんをパタパタ扇ぐ。
す、すごい世界です･･･
いや、このシチュエーションって、実は私は、剛さんの方がもっとツボると思うのですが、なんだか一生懸命「王さま」を演じる光ちゃんが、カッコ可愛くって。（笑）

で、で、で。
ダンスがすごいんですよーーーー！！
去年と同じ振りです。特別に何か違うことをやっているわけではありません。
なのに、あの色気はどこからくるんですか！！？？（泣）
教えて剛さんっっっ！！！！（←やっぱここ）

･･･と言いたくなる、すごいダンスなのです。（*>_<*）


ここはリカちゃんもいいですねぇ。（*＾＾*）華奢な身体のラインとは裏腹に、とても力強く表情が豊かです。「キッ」と音がしそうな目線の取り方。妖艶さの中にも見事に力強さを感じるのは、やっぱりこの目力でしょうね。（＾＾）


●ギリシャ
ちょっとちょっとちょっと！！

誰ですか！！？？？
この光ちゃんの衣装を考えた人！！！

初めて見た瞬間、この胸の高鳴りをどうしたらいいんだ！！という感じになりました！！

まず、ノースリーブに二の腕。これ基本です！！
そして、ご一緒した方に教えられて改めてツボったのが、左腕の紐。たった、それだけのことなんですけど、なんだか「いけない雰囲気」が漂っています。（笑）
そして、服の生地がね。光沢のある黒の革っぽい感じ？お尻の部分がピチっとしてらっしゃって、ロープ芸の時に存分に光ちゃんのミクロヒップが拝めるという･･･

ああ、神様ありがとう･･･（涙）

今なら「かみさまぁ」とか、ちっちゃい「ぁ」を入れて言ってみてもいいです！

ちょっと真面目な感想も書くと、このロープ芸は、以前は舞台の中央で行われていましたが、今回は前に出たセリの上で行われます。ということは、たぶん前列のお客さまなどは、自分の上の方を回っているように感じるくらいなのでは。（＾＾）
そして、ここはカッコいいアッキーも堪能できる場所でもあります。ものすごい力を使ってロープを回し、止める時には全体重をかけて回転を止め、その後は他のMAメンバーとタッグを組んで、命懸けで座長を守るぞ！！という気迫が、ものすごく伝わってきます！！
（２／１１夜では、ロープ芸が終わってから、なかなか足の紐が外れずちょっとしたピンチでした。でも、MAが落ち着いて、その状況に対応していました＾＾）


●２幕最初の衣装はやっぱり花丸！！
２幕冒頭の「In the Cemetery」。演出などの変化は前述の通りですが、この時の光ちゃんの衣装がまたツボで！！
前回は、なんというチラリズム！！と、サービスとしか思えない腕のところに切り込みのある衣装でしたが、今回は腕はちゃんと覆われております。

しかーし！！！胸元がっっっっ･･･ぐっ･･･（←思わず息が止まる）

見えそうで見えない最高のチラリズム！！！

そして今回は背中に十字架！！
ああ、何かこう、背徳を背負って（もしくはこの十字架に守られて）、この世とあの世をさまよっているコウイチの姿に、魂持っていかれっぱなしでございます。
しかもダンスの色気は、昨年のSHOCKより５割増しくらいですので、みなさん鼻血にはお気をつけて･･･（笑）


●洗いたて
２幕冒頭の光ちゃんの髪の毛は洗いたて。ふわふわ、ふさふさして、なんとも良い香りがするんだろうなぁ、と思います。（*＾＾*）
私が悶えたのは、ハムレットに入った時に、そのふわふわ髪の毛が耳にちょこっとかかって、右耳が見えていたこと！！
あーーーーーー、可愛いっっっ！！！（*>_<*）

●シェイクスピア
「ハムレット」では、コウイチとアキヤマのセリフの割り当てが随分と変わりました。
光ちゃんの「永遠の眠りについてしまいたい（なぜか「ちゅいてしまいたいに聞こえるby東山さん」）」と、ひしっと自分の身体を抱きしめながら言う「この汚らわしい身体、どろどろに溶けてしまえばいいっ！」が復活！！

その溶けた液体の一部でももらえないものでしょうか？（剛さんからの裏拳必至）

この二つのセリフは前回からもあった、「劇本編と劇中劇とのリンク」となるものですが、今回特に後半クローズアップされた部分でもあったので、より印象に残ったセリフになりました。

「生か、死か。」「永遠の眠りについてしまいたい。」
リョウの告白のシーンで、「死」を受け入れるのか、という選択を迫られるコウイチ。今回は人間的に「強い」の一点張りではないコウイチが、現実世界でその決断を迫られるシーンは胸に迫るものがあり、このハムレットとより強くリンクしているように感じました。

もう一つは、毒を飲んで死んだコウイチの唇を触って、「まだこんなにも温かい」という、ジュリエットのセリフ。こちらも後の場面で、リカに続き、リョウもコウイチの手の温度の冷たさにハッとするシーンが加わったことにより、そのシーンを際立たせるものとして、とてもせつないセリフに聞こえました。

●ラダーフライング
ここは２階席からの景色が絶品なのは、前回と同じ！（*＾＾*）
今回違っているのは、ドライアイスとレーザー光線の効果によって、まるで雲の上を光ちゃんが飛んでいるように見える演出なのです！！
光ちゃん本人の、ちょっとキツそうな顔を見るのはつらいですが、もう「神か！仙人か！」の域ですね。（＾＾）

２階席で思い出したのですが、今回のSHOCKは、なぜか光ちゃんから離れて、後ろで観れば観るほど、より光ちゃんの心がぐっと自分の中に入ってくるような気がしました。舞台全体を一つの「絵」として捉え、表現している光ちゃんの心の表れですよね。（＾＾）

●最後にお茶目なセリフ間違い
さらっと流れていきましたが、１２日昼公演、コウイチがステージに帰ってきて、ラターニャと会話をするシーン。

「身体はびっくりするくらいオレも元気なんだ。」

うん。一見そのままでも通じるような気がしないでもない。

でも正しくは「オレもびっくりするくらい身体は元気なんだ」なのではなかろうか･･･。
（すいません昨年SHOCKのDVDでは未確認）

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以上、最後まで読んでくださいましてありがとうございました。m（ _ _ ）m
ダラダラとわたくしの感想を述べさせていただきましたが、私の記憶違い勘違いも多々あると思います。どうかご容赦ください。その場合、やさしーく教えていただけるとありがたいです。

カンパニーのみなさんが、その答えを求めるために、最後の最後まで全力で走りぬけることを願って。。。（*＾＾*）