「明るい負け」

TV観戦だと、おそらくもっと印象が違ってくるのでしょうが、現地で生で見た感想として、フルセットで負けたのは残念かもしれないけれど、そんなに悲観するような「負け」ではなかったな、と思っています。（＾-＾）
昨日の、パイオニア戦の第１セットの方がもっとむごかったですもの。（＾＾；

なぜ悲観することのない試合だと思ったか。

�@乱れてはいたかもしれないけれど、最後まで、全員でレシーブをくいついていた
�A試合中に負のループにはまってしまっても、抜け出す方法がありそうなこと

です。

今日は、１，２セット目は、昨日の試合の上昇気流に乗っていることもあり、昨日よりも良い試合展開だったと思いますよ。（＾＾）

今日は、（ちゃんと狙った）ナオさんのナイスレシーブも何回が出て、ビックリしました。（＾＾）
隊長も、昨シーズンに比べ、キャッチが本当に安定していたし、レシーブもとても良く拾えているようなぁ、と思いました。（*＾＾*）
ケニーもとにかく手に当てて、ボールを上げてくれていたし！
全員でブロックフォローにも入り、もちろん姫もナイスレシーブ連発でした。（*＾＾*）
井野ちゃんと姫で、スパイクレシーブ対決か！？というシーンも見られたように記憶しています。

攻撃面でも、（昨日ほど）ケニー一辺倒というわけではなく、幅広くそれぞれの選手が活躍していたと思います。
１，２セットは、昨日よりリエちゃんの決定率が上がっているようで、嬉しかったですね。（*＾＾*）

私は今日、エンドライン側から見ていましたのですが、ここでよくわかるのが、セッターの手腕！！
しつこいようですが、テンさんのトスワークはすごい！！=33
「あ、ノーマーク！！」っていうシーンを、何度も何度もはっきり見ることができましたよ。（＾＾）（今日は、思わず「あ、JT強いかも！？」なんて、思ったりしましたからね。）


では、なぜ勝てなかったのか！？

詳しい技術的なことは、よくわかりませんが、エンドライン側から見ていた私の感想です。
公式サイトの戦評に「粘りのレシーブでミスを誘った」とありますが、まさにそれはそうだったなぁ、と思います。
これは昨シーズンも感じたことなんですが、３セット目ぐらいになると、スパイクをする先に必ず佐和の選手が入ってきているんですよね！さすが佐和です。（＾＾）

だって、ブロックにかかっていないケニーのスパイクをあげるんですもの！！
これはあっぱれですね！！
そして、このことでミスが誘発されたのかどうかわかりませんが、今日はケニーが昨日よりは、攻撃が粗かったですね。（＾＾；
でも、その分レシーブが「ナイス！」という場面が多かったですが。（＾＾）

はい、ここから「試合中に負のループにはまってしまっても、抜け出す方法」というのをどこで感じたか、ということも絡めてお話させていただきます。

ケニーのいいなぁ、と思うところは、ケニー自身の調子の波が下がった時にも、チーム全体の調子が下がった時にも、次の瞬間には気持ち良くスパイクを決めてくれて、チームをパッと明るくしてくれることです。
「え？調子悪かったんっちゃうの！？」ってビックリする時が何回かありましたからね。（笑）
これはまぁ、テンさんの手腕とも言えるんですけどね。（＾＾）
行き詰った時の必殺バックアタックとか！（笑）（スタッツを見ると本数と決定率に驚きました！＾＾）
そう考えると、ケニーは、その時のチームの雰囲気、波の状態に左右されていないでプレーができる選手なんじゃないかな、というふうに感じました。これが、良いふうに左右すれば、チームにとってかなり強いと思いますけどね。（＾＾）
それに、３セット目の２０点以降は、ジャンサをやめてフローターで確実に入れていったところを見ると、ゲーム中もかなり冷静に勝負の流れを見ている人なんだなぁ、とも思いました。

今日の試合で、３セット目に一番行き詰ってしまったのがリエちゃんでした。（；_；）
ことごとく決まらなくなっていって、見ていてつらかったですね。（>_<。）
そこで登場したのが、いんでんくん！！

いんでんくんは私の地元高校出身なので、本当にがんばって欲しいと思っていましたし、うちの学校のバレー部顧問の先生からも「攻撃も守備もうまい、かおる姫タイプ（松平好みとも言われた・笑）」というお墨つきをもらっていたので、期待も大でした！！
チームの状況が苦しくなってからの交代で、しかもVリーグ参加２回目。ものすごいプレッシャーだったと思います。
けど、期待通り攻守にがんばってくれました！！（*＾＾*）

攻撃の方は、まだまだどれぐらい通用するのかはわかりませんが、とにかく「必死」さが伝わってきて、でも取り乱したりせずに最後までがんばり抜いていた姿に胸を打たれました。
サーブレシーブを受ける場面で、最初、いんでんくんは足が動かせずに落としてしまうのですが、次に飛んできた時には、姫の前に割って入って受けてましたからね！（ばっちりAキャッチ＾＾）
その後、いろいろ姫からも支持を受けていましたが、その「引いていない」姿勢に、とても好感が持てました。（*＾＾*）
だってね。「次はとらなきゃ！」って、姫の前に割って入るって！！
可愛いじゃないですか。（*＾＾*）
これからが本当に楽しみな選手です♪
（でも、リエちゃんの心境を思うと、複雑ではあります>_<）

それから、この日チームが苦しくなった時にも、隊長が淡々と点を入れてくれていたこと！サーブとバックアタックにしびれまくりでした！（ラストだけやっちゃいましたけどね＾＾）
これは昨シーズンと違うなぁ、って思いましたね。
昨日もそうだったんですが、早め早めに後衛でのチェンジがあることが、すごく隊長のリズムにあっているんだなぁ、と思います。（*＾＾*）

そして、ワンブロで入ったみやびちゃんも、レシーブ固めで入ったメグちゃんも（守備要員だったんですね！）とても頼もしく感じました。途中でコートに入っても、昨シーズンみたいなどこか「不安」が残った顔なんてぜんぜん見られない！！
全日本組がいない間に培った「自信」。
それから、積極的な選手交代で、「自分が必要とされている」というモチベーションの高さが、よりいいプレーを引き出しているのじゃないのかな、と。（たぶん練習通りのプレーが出せている、ということなだろうな＾＾）

あ、それから佐和の何にやられてしまったか、の続きです！（笑）
「粘りのレシーブ」の他には、「板メグさんに完全にやられた！」という感想を持ちました。
こっちにはテンさんがいますが、向こうにはメグ姉さんがいましたよ！
「おっとここでその攻撃に行く！？」というね。エンドライン側からの観戦でしたので、テンさんが相手のブロックを振っているのもよくわかりましたが、マーヴェが振られているのもよくわかりました。（＾＾；
特に最終セットはすごかった。追い込まれた状況で、冷静にコンビを絡めて決めてくるメグ姉さんはさすがです！あっぱれ！！